2015年7月20日月曜日

リタイア宣言『第3回霧島・えびの高原エクストリームトレイル』

 平成27年7月19日、第3回霧島・えびの高原エクストリームトレイルに参加してきました。
 泥濘状態のトレイルに安全第一を考え、今回は残念ながら第2関門35km地点でリタイア宣言しました。

 7月18日、14時に宮崎市を出発し、えびの高原の臨時駐車場には16時に着きました。

 翌日までの天気予報では台風11号一過により、梅雨明けの晴天もしくは曇り。熱中症の準備ばかり考えていましたが・・・まさかの雨。しかも、現地で再度スマホで調べてみると1日中雨模様。
 本大会、第1回目も第2回目も、熱中症に苦しめられましたので、そういった意味ではOKか!!などと考えましたが、雨具の準備は0。まあ、レインウエアなどは、汗かいて意味ないので濡れた方がこの季節クールダウンで気持ちがいいさ!!などとポジティブシンキングでした。

 傘を差して、早速ゼッケン交付を受けて車中にて仮眠。17時過ぎに前夜祭に出かけてみると、この雨のためでしょうか、食事がすでに始まっていました。
 傘を差しながら、今夜の夕食とばかりに、鶏おこわのおにぎり、コロッケ、ごぼう天、五目煮、コーラ等をお腹一杯いただき大満足。
 雨が降っていたので、お腹が満たされたら、早々に会場を後にして車中にて、テーピングをして休みました。

 3時頃に次々と車が駐車してきましたので、目覚ましで起きることなく目が覚め、着替えと、朝食を摂って、トイレに急行。4時前でしたがトイレにはすでに5~6人の列、15分ほど待って快便。
 再度車中に戻り、大会規定の1.5リットルの水の準備や大会終了後の着替えと温泉の準備を済ませてスタートラインに並びます。

 小雨の中、少々冷え込んでいましたが、それ以上にランナーの熱気でムンムンでした。
 AM5:00のカウントダウンとともに出発!!
 比較的ゆっくりとしたペースでの出発でしたが、1.5リットルの水や補給食を詰め込んだバックとウエストポーチで3kg、さらに練習不足で飛び出したウエストの脂肪が約4kg、合計7kgの荷重が、早くもボディーブローの様に襲いかかり始めました。というより、これは想定内というか、本大会は、体重を落とすための大会も兼ねていましたので、心の中では『いいぞ、いいぞ』とほくそ笑む声が聞こえてくるくらいポジティブシンキングでした。

 昨年度の反省のひとつとは、一列でしか進めない登山古道の入口でかなりの待ち行列ができるので、ここまではそれなりのスピードで行くことが望ましいと言うことである。
 昨年度は、最後尾でゆっくりと国道1号線を走っていたら、登山古道の前で随分待たされるは、登山古道内もよちよち歩きで、随分なロスタイムになりました。
 で、今年は、実力にちょっと遠慮しがちに中程に位置して走りましたが、やはり登山古道の前で待ちが入りました。来年は、さらに前に出るか?!

 小雨の中、日添林道を走行。登りは、ひたすら早歩きで我慢の走行。辺りは明るくなりましたが、太陽が顔を見せる兆候なし。よって、今年は、熱中症の心配がかなり減りました。

 6時56分、日添林道入口ウォーターステーション(12.1km)に到着。
 水分補給をして、直ぐに出発しました。ここで、何故か昨年度のタイムと変わらなくなっています。

 8時36分、栗野岳ピクニック村第一エイド(24.2km : 関門9:00)到着。昨年度は、8時20分でしたので、15分遅れです。

 栗野岳登山道入口に続く「日本一の枕木階段」です。熱中症の影響もなく、なんとかクリア。

 腹が減ってきたので、階段を登り切ったところのベンチであんパンを食べました。

 栗野岳登山道です。ここは、状態が良いところなのですが、泥濘が随所に出てき出しました。

 栗野岳とえびの高原の中間地点。泥濘の急坂です。

 『栗野岳の降りからえびの岳に至るコース、特に沢沿いの道は写メを摂る余裕もないくらい過酷でした。泥沼の水たまりを始めこそ避けて通っていましたが、一旦汚れてしまうともうどうでも良いというか、冷たくてかえって気持ちが良いというか・・・その連続でした。』というのが、昨年のレポでしたが・・・
 今年は、全行程泥沼状態で、転げずに走行するのがやっと、汚れを気にする気持ちなどあり得ませんでした。
 さらに、えびの岳の斜面も泥濘状態で、急ぐよりもバランスをとることの方が主になるような進み方で、場所によっては危険な箇所がたくさんありました。
 この時点で、リタイアは最善の方法ではと考え始めました。

 えびの高原ピクニック広場第2エイドの関門(34.3km : 12:00)に、時間ギリギリに到着しました。
 同時刻に到着した選手と続行するかどうかという話になりましたが、泥濘状態でこれからのコースを行くのは危険が大きすぎるとのことでリタイアを決めました。
 名残惜しいですが熱中症でないまともな頭で判断した結果ですので、良しとし、また来年トライしたいと思います。

 リタイアして初めて知ったのですが、ゴールに味噌汁が用意されているのです。
 そう言えば、1回目も2回目も時間ギリギリのゴールでしたので、味噌汁が渡らなかったのです。
 マラソン競技は何時もそうですが、遅くて本当にケアーが必要な人には恩恵が渡らないのです様ね。
 来年は、完走して味噌汁を頂きたいものだと思いました。

 駐車場で着替えて、白鳥温泉霜湯に向かいました。
 ここは、第3関門エイドステーションになっています。リタイアしなければ15時までに、ここに到着できたのではという思いに駆られながら、競技を続行している選手を横目で見ながら食堂で昼食を摂りました。
 暫くすると、太陽が顔を見せ始めました。非常に蒸し暑くなりました。頑張っている選手を尻目に温泉券を利用して温泉に浸かりました。
 日の明るいうちに温泉に入っているのが少し、恥ずかしい気持ちにもなりましたが、安全第一と自分に言い聞かせながらたっぷり1時間余り温泉に浸かってえびのを後にしました。

 参加賞のTシャツです。今年はブルーでした。

 本日のワークアウト 霧島・えびの高原エクストリームトレイル2015 走行距離 35km 7時間 途中リタイア でした。

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