2011年11月6日日曜日

H231106_下関海響マラソン2011

下関海響マラソン2011に参加してきました。

 スタート前、海峡ゆめタワーが雨に煙っています。予報では、午前中雨、そして雷注意報が発令されました。カッパを着用して走ることにしました。

 1万人近い参加者のため、号砲より遅れること2分半でスタートゲートを通過。小雨の中、大集団に挟まれながらキロ6分半~7分ぐらいのスローペースで進みます。

 雨も気にならないくらい小さくなり、カッパ着用のため体全体が蒸れてきたため、13km付近のエイドで、カッパを脱ぎ捨てました。急に外気に触れ、雨に濡れた体がぞくっときました。カッパを着用していなかった選手は、かなり体温を奪われたのではと思いました。まあ、気温は例年になく温暖、さほどのダメージはないでしょうが、それでもカッパを着用して正解だと思いました。少し、ばらけてきた集団と、せっかく暖まった筋肉を冷やさないために、この付近からキロ6分ペースで走ることにしました。

 今回いただいた参加賞のTシャツは、爽やかなブルーだったので、早速着用しました。

 快調です、母の待つ22km付近を予定通り、10時50分頃通過し、このコースの難関、彦島大橋の登りもごぼう抜きの勢いでした・・・でも、後で反省すると、この登りをセーブするべきでした。ごぼう抜きできている自分に酔いしれ、勢いよく呼吸を荒わげながら登るため、確実に体力・筋力は低下し、後半に歩きを誘発してしまいました。リズムよく、小刻みに、体力・筋力を温存しつつ登ることを学ばなくてはと反省です。

 29kmの長州出島の折り返し前付近で、430のペースランナーを確認。1kmぐらい遅れているようです。無理な登りを何度か繰り返したため、体力・筋力はかなり低下しています。しかし、塩分補給を計画的に行うようになってから、筋肉痛は生じても、ふくらはぎの痙攣は起きなくなりました。そこで、何とか気力を振り絞り、430のペースランナーを追いかけます。

 長州出島の折り返し、海抜0mの出島と対岸を結ぶ長州出島大橋を登り、30kmを通過。さらに、海抜40mまで登り詰めますが、往路のような勢いはありません。不覚にも、3・4度と立ち止まり、歩きが入ります。430達成のため、折れる心にむち打って、下りと平地は何とか走り続けます。しかし、430のペースランナーは、見る影もありません。

 33kmからは、最後の難関、復路彦島大橋への上りが待っています。430達成までのリミットも1時間程度、キロ6分で走ってぎりぎり。脳は体を守ろうと、しきりに筋肉痛を訴えかけ、「下関海響マラソンのこのコースでの、ここまでの頑張りは、素晴らしい!よくやりました!430達成は、次回でいいんじゃない?」と囁きかけます。実は、昨年度「青島太平洋マラソン大会」で、1分58秒のオーバーで430を逃しました。走れば430達成できるのは、頭でわかっていましたが、体が言うことを聞かずに残念な結果となりました。また、そのときの二の舞?心と体と頭と脳が葛藤のメリーゴーランド。

 彦島大橋を登り切れば、残りは6km半。息を弾ませながら、ごろごろと転がるように下り、彦島トンネル内に、足音を木霊させ、関彦橋の袂に到着。残り3km半、しかし、さすがに関彦橋の上りは、歩きになりました。関彦橋を下り降り、残り3km、残り時間15分程度。キロ6分では、間に合いません。・・・が、スタートゲートの通過が2分半ほど遅れているため、ネットタイムではまだ間に合うはず。いずれにせよ、ノンストップで走りきるしかない。

 海峡メッセ下関まで、残り1km。顔をゆがませ、肩で息をしながら走っている私に、「フィニッシュの写真は笑顔で写りたいよね。ここら辺で一度、呼吸を整えて走った方がいいのでは?」と、脳は再び囁きかけます。足が妙に重たくなり、明らかに速度が遅くなっていくのがわかります。スタッフさんの「残り800m」で、我に返り、運動場4周分、ガンバレーと自分に言い聞かせます。海峡メッセ下関からは、4時間29分とういうゴールタイムのアナウンスが聞こえてきます。ネットタイムを考慮しても2~30秒遅れになりそうだな。もうだめか。でも、ここまできたのだから、ダメ元で走りきろう。苦しいのは後もう少し。ひょっとしたら間に合うかも。肯定的な考えが最後の最後に出てきました。

 大声援で迎えてくださる海峡メッセ下関の駐車場前の道をハイタッチに応じるゆとりもなく、しかめっ面で通り過ぎ、大きく左折し、いよいよビクトリーロード。写真やビデオ撮りの多くの機材を確認しつつも、ピースする気力もなくよたよたと走りすぎます。最後の左折をして、目にしたフィニッシュゲートの電光掲示板は、4:31:**。ゲートまで100m?走りきれば430?!しかめっ面は、さらに堀を深くし、最後のダッシュ!!ゲートで大きくビクトリーポーズをとったものの顔はくしゃくしゃだったに違いありません。

 ネットタイムですが、目標の430を22秒前で何とか達成!!430は、男性の平均完走時間だそうですが、やっと平均にたどり着くことが出来ました。初フルは、2年前の下関海響マラソン2009で5時間55分。昨年の下関海響マラソン2010は、4時間46分。まだまだ、先は長そうです。

 写真は、ご褒美のふぐ鍋です。ふぐのだしがきいて、とってもおいしかったです。初回は、5時間以上のタイムだったため、フィニッシュしたときは、既に完配!!無念の涙を過去に味わいました。早く戻るといいことがあるんですね。無料のマッサージを受けるためには、もっともっと速くならないといけないのでしょうね。次は、サブ4です!!

 

 参加賞は、Tシャツ、携帯手提げ袋、カップもずくスープでした。例年いただけるタオルが本年度はありませんでした。

 本日のワークアウト 下関海響マラソン2011 走行距離 42.195km 走行時間 4時間29分38秒 でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿